すき家の深夜営業、全店で再開へ 6月末めど

ゼンショーホールディングスは、運営する牛丼チェーン「すき家」の深夜営業を6月末までに全店で再開する方針を固めた。「ワンオペ」と呼ばれる1人での深夜営業が「過酷」と批判され、昨年10月からは2人以上の従業員が確保できない店の深夜営業を休止していた。アルバイトの採用が順調で、再開のめどが立ったという。

 すき家は2014年末で1983店のうち、労働者不足を理由に903店が午前0~5時の営業をしていない。深夜の休業は当初、約1200店だったが、人員が確保でき次第、順次再開してきた。アルバイトの募集は外国人にも積極的に呼びかけた。このペースで採用が進めば、6月末には全店で深夜営業が再開できる見込みだという。

 ワンオペをめぐっては、従業員から「トイレ休憩もできない」などと不満の声が上がり、労働環境改善のため、外部有識者による委員会を設置。昨年7月に委員会からワンオペの解消を提言されていた。(吉田拓史)

ブレイドアンドソウル RMT

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